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保険業界コラム
2025/08/18人材紹介会社のエージェントがキャリアコンサルタントの資格を持つ強み
ここ数年の働き方改革や個人の価値観の多様化により、転職をして自分に合った会社で働きたいという人が増えてきています。また、世間も生産性向上や人材育成の負担を減らすために、キャリア採用(中途採用)の割合を増やしています。さらに、人材不足という現状も重なって、求人数は年々増えています。その中で、転職希望者の悩みやキャリパスを見つけられずにいる人に寄り添い、理想のキャリアを一緒に描いてくれるのが「キャリアコンサルタント」です。この「キャリアコンサルタント」がエージェントも担っている人材紹介会社にはたくさんの強みがあります。
求人情報の提供だけでなくキャリア面談で信頼関係が深まる
キャリアコンサルタントは、決して一方的にはならず、身に着けた面談手法を使って相談者の話を聴きます。つまり、求職者としてではなく、相談者として接してくれます。そのため、求人情報を数多く提供してくれることを望んでいる人には無駄な面談のように感じることになります。しかし、単に職務経歴書で判断されることを望んでいない求職者にとっては、キャリアコンサルタントと面談することで自分が持っている仕事への価値観や自分自身の強み、それらを自分自身に気づきかせてくれますので決して無駄な面談ではないと感じます。このキャリア面談は、今後の職業選択や職業人生について明確になっていない人にとっては、とても有意義な面談となります。そして、このキャリア面談を通してエージェントとの信頼関係は深まります。
キャリアコンサルタントならではのマッチング力で納得して選考面接が受けられる
エージェントとして活動するキャリアコンサルタントは、求職者のことを考えて企業側の人事担当者と信頼関係を築くように活動をします。それは、紹介した企業で求職者が描いたキャリアが実現できることを望んでいるからです。そのために、求人票には書いていない本音の要望やこれから打ち出したい戦略的ポジション、望んでいる人材のキャラクターなど他では知りえない情報を得ようとしています。そして、この情報をもとに求職者を企業に紹介しますので、企業側にとってもニーズに合う人材を確保できることにつながります。キャリアコンサルタントがエージェントとして活動している人材紹介会社から紹介された企業は、「なぜこの企業があなたに合うのか」「なぜこの企業であなたが活躍できるのか」を具体的に説明できるので、入社後のミスマッチが起きにくく、求職者は納得して選考面接に望めます。
面接・選考対策から入社後も相談相手として存在となる
キャリアコンサルタントは、選考企業に合わせた面接対策や職務経歴書・履歴書の添削も得意分野です。また、企業ごとのポイントを把握して求職者と事前にすり合わせます。時には、面接の模擬体験やロープレの相手もしてくれます。また、選考面接に同行もしてくれます。ですから、安心して選考面接に挑むことができます。また、内定後も継続してサポートをしてくれます。これは、キャリアコンサルタントは、求職者に寄り添い続け、長期的にキャリア形成の大きな支えにならなければいけないという、キャリアコンサルタントの基本理念に基づいて行動するからです。
キャリア・コンサルタント行動憲章には、【キャリア・コンサルタントの行動規律】第1条(基本理念)の2.キャリア・コンサルタントは、相談者の長期・持続的利益を優先的に考えて行動しなければならない、と記載されています。
今回のまとめ
キャリアコンサルタントがエージェントとして人材紹介を担う会社は、単なる求人斡旋ではなく、職業人生についての一緒に考えてくれる求職者に寄り添う存在です。職務経歴書や履歴書の情報だけでなく「相談者」の話を聴いて、よりよい職業人生を歩める支援をし続けてくれます。ですから、求職者も相談者となって、転職への不安や今後の職業人生について話ができます。そして、キャリア面談後は、あなたに合った会社で、あなたらしさを実現することができるはずです。今、転職やキャリアチェンジを考えているなら、求職者に寄り添うエージェントのいる人材紹介会社に相談してみる価値は十分にあるはずです。